長い間、お待ちしておりました~~ やっとこさ、登場!!
VMware Horizon Cloud on Microsoft Azure とは、「RDSH」と「VDI」機能をAzure上で提供するサービスです。
RDSHとは[サーバーOS(2012,2016)のデスクトップ配信]と[アプリケーション配信]を指す。
VDIとは[クライアントOS(Windows10)のデスクトップ配信]を指す。
※このサービスは「VMware」が提供してますが、Azure Marketplaceから購入できません。
※Windows Virtual Desktop (WVD)に対応した、Horizon Cloud v3.0 はこちら
「VMware Horizon Cloud with WVD とは?」
さっそく、構成を確認してみましょう!
【Horizon Cloud側コンポーネント】
・Desktop & App Management
・User Environment Management
・Image Management
・Monitoring & Analytics
・Service Update
【Azure側コンポーネント】
・Active Directory x2:ユーザー認証のため必須 ※オンプレでも可
・Unified Access Gateway x2(A4v2):外部からの接続の時には必須
・Node Manager x1(D3v2):Horizon Cloudでの操作は、このサーバーを通して実行される
・Master Image x1(RDSH D2v2)(VDI D3v2):マスターイメージ作成用のサーバー
・Farm xN:配信用 デスクトップ・アプリケーションを実行するサーバー
※RDSH [Dv2=2,3,4 / Dv3=2,4,8 / Ev3=2,4,8 / NV=6,12,24] に対応
※VDIでは、[Av2=1,2,4,8 / Dv3=2,4,8 / Ev3=2,4,8 / F=1,2,4,8 / NV=6,12,24] に対応
・RDSライセンスサーバー(RDSHの場合)
Horizon Cloud では、管理画面の提供と必要最低限の情報(サブスクリプション、ドメイン)が保存されるのみで、各種設定の実行やログの保存は Node Manager にて行う。
管理サブネット、テナントサブネットは必須。既存サブネットにデプロイ可能。
外部からの接続用、内部からの接続用、それぞれにUAGを作成可能。外部からの接続が不要な場合は、DMZサブネットも不要。
※Unified Access Gateway、Node Managerには、ログインできません。
※サブスクリプションあたり、最大2000台までをサポート
※ポッドあたり、同時2000セッションまでをサポート
接続の流れを見てみましょう!
①User Deviceは、外部(インターネット経由)から接続する場合、Unified Access Gateway経由で Node Manager に認証情報を送信する。
※外部からの接続が不要な場合、Node Managerのテナント側NICにアクセスする。
②Node Managerから、Active Directoryに対してユーザー認証を行う。
認証が成功すると、User Deviceにリソース(アプリ/デスクトップ)を表示する。
③リソースが選択されると、Node ManagerはFarmにリソースの確認を行う。
④Node ManagerはHorizon Clientに対し、接続先のFarmを通知する。
⑤Horizon Clientは指定されたFarmに接続し、FarmからリソースをHorizon Clientに返す。
※Horizon Cloudは、AWS 米国西部(オレゴン)と欧州(フランクフルト)に存在する。
配信方法を見てみましょう!
配信方法は、3パターンあります。
※マスター更新は、ディスクの差し替えとなるので更新したデータは消えてしまいます。
※残念がら、リンククローン機能はありません。
【 専用 】 ※VDI用
[配信方法:固定 データ保持:Local Disk]
ユーザーが接続すると必ず同じデスクトップが割り当てられます。ユーザーがデスクトップ上で加えた変更はローカルディスクに保存されます。
※マスター更新には、割り当て解除が必要
【 フローティング 】 ※VDI用
[デスクトップ配信方法:ランダム データ保持:なし]
ユーザーが接続する度にランダムにデスクトップが割り当てられます。ユーザーがデスクトップ上で加えた変更は保存されません。ログオフするとデスクトップがリセットされます。
※ファイルサーバーに保存する事は可能
【 セッション 】 ※RDSH用
[デスクトップ配信方法:ランダム データ保持:あり]
ユーザーが接続する度にランダムにデスクトップが割り当てられます。ユーザーがデスクトップ上で加えた変更はローカルディスクに保存されます。
※マスター更新には、割り当て解除が必要
ライセンス費用を見てみましょう!
【ライセンス費用】 ※サポート費用も含まれる
・Horizon Cloud のライセンスは、2種類あり混在不可。 ※最小50ユーザー
ーNamed(ユーザー数)
ーConcurrent(同時接続数)
・Azure側コンポーネント 月額利用料
ーUnified Access Gateway x2(A4v2)
ーNode Manager x1(D3v2)
ーMaster Image x1(RDS D2v2)(VDI D3v2)
・RDS CAL(RDSHの場合)
・VDA(VDIの場合)
ライセンス費用は、契約年数と支払い方法により金額が変わる。
契約年数[1ヶ月、1年、2年、3年]
支払い方法[月払い、一括先払い]
おおよその金額を記載する。
RDSH
Named:1年/月払い \852/user
Concurrent:1年/月払い \1,386/user
VDI
Named:1年/月払い \1,701/user
Concurrent:1年/月払い \2,763/user
【サポート】
サポート時間:24時間
日本語でのサポート時間:AM 8時 ~ PM 8時
サポートリクエスト数:無制限
重要度1:30分以内
重要度2:4営業日
重要度3:8営業日
重要度4:12営業日